日常、介護、片付け、ワンコ…雑多な日記ブログです

『真昼の花』 角田光代

2012年05月26日
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『真昼の花』と『地上八階の海』の2話が収められた本です。
どちらも若い女性が主人公。面白かったです。
 
主人公が自分自身の心と向き合いながらお話が進んでいっている感じです。
読みながら、周りの景色や匂いや人々の様子や彼女の心までもとてもよく伝わってくるので読みやすいのですが、どっぷりつかって読んでしまうので疲れます。
最初のは、最後ちょっと悲しいので 余計にずっしりと来ました。
後のは、ちょっとほっとして良いのかな?
 
最初はアジアのどこかの貧しい国が舞台
そこを女性が旅をしています。持ち金を騙されて取られて、いろんな経験をして…
都合よくあらわれる日本人とか、もうちょっと警戒してもいいんじゃない?とか気になる所はありますが、ずっと引き込まれて読みました。
最後、悲しいと書いたけど、でもそうじゃない可能性もあると信じたいので、希望は残して置きたいです。
ただ、彼女は旅の目的をさらに失っちゃううんじゃないのか?もう日本に帰るんじゃないのか?これ以上の旅に耐えられるのだろうか?でも日本よりは、この外国の地の方がいいのだろうかとか…色々思いました。

後のは、独身フリーター?の女性のお話。
今はマンション(アパート?)の個室の中でたった一人で電話番という、ちょっと怪しげな仕事についています。
彼女の周りには兄夫婦と赤ん坊、別れた男、そして兄夫婦と同じところに引っ越してきた母、妻帯者のセールスマンなどが登場
こちらも引き込まれて読みました。
どんなお話?と聞かれて、うまく説明できないのですが…
でも、最初のお話よりは希望が持てました。
兄嫁とうまくいっていない母も、赤ん坊を通してつながりができそうで(できないかもしれないけど…)

なんかぼんやりした終わり方で、読み手にいろいろ考えさせて(想像させて)くれる本?
もっと明るく終わってくれると助かるのですが(^^ゞ
 
解説は読まなきゃ良かったな~~
自分で読み切れなかっただけかもしれないけど、断定されている部分もあって、自分の中であいまいにしておきたかったことが書かれていたり…
 
でも角田さんの本をもっと読んでみたい、そう思わせてくれた本でした。
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しんべい
この記事を書いた人: しんべい
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
物を捨てるのが苦手な専業主婦です。老後に向けての片付けブログの予定が、雑多な日記帳になりました。旦那・娘と暮らしています。息子は結婚して他県に在住。男の子の孫が一人います。
ワンコが2021年3月2日に旅立ちました。
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コメント 4件

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ihatov1001  

No title

いつか読もうと思いつつ角田さんの本はまだ1冊も読んでおりません。
アンハッピーエンドがお好きな作者さんなのでしょうか?
明日図書館に本を返しに行く予定ですので、探してみますね。

2012年05月26日 (土) 23:25

しんべい  

No title

イーハトーブさん、こんばんは
私は他には『八日目の蝉』と『対岸の彼女』を読んだだけなのですが、ほっこりエンドとは言えないかも(笑
私も他の本を探してみたいです。明るい話はあるのでしょうか?

2012年05月27日 (日) 21:01

月夜の散歩  

No title

こんばんは~

しんべいさん お好きですね~角田さんが^^
解説書かれた方と感じが方が違っても好いじゃありませんか。
私もよくあります。短編集なんか私がイマイチって思ったのが
一番よかったなんて書いてあったり・・人それぞれ感じ方は違いますしね。作者の意図してることと違った感じ方でもいいって思ってます。

2012年05月28日 (月) 20:26

しんべい  

No title

月夜さん、こんばんは
実はこの本、買ってからずっと放置状態だったんですよ(^^ゞ
でも読み出したら面白くて、他の本にも興味がわいてきました。
確かに、え?そんな風に捉えられたの?なんて作者が思うのも楽しいのかもしれませんね。イマイチが誰かの一番だったりしても面白いかも^^
感じ方はいろいろで、それが当たり前なんでしょうね。

2012年05月28日 (月) 21:08